『烏は主を選ばない』感想

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本の情報
タイトル烏は主を選ばない
ジャンル和風ファンタジー
著者阿部智里
出版社文藝春秋
媒体Audible
ナレーター疋田涼子
ご注意

本編のネタバレを含みます。
大丈夫な方は「感想を読む」をタップしてお進みください。

和風ファンタジー・八咫烏シリーズの第2巻。
第1巻と同じ時系列でのお話ですが、こちらは男性キャラクターの若宮と、近習見習いの雪哉の視点で描かれます。

若宮の言動に振り回されっぱなしの雪哉がかわいそう~と思ってしまいます💦
一度に大量の用事を言い付けられたり、「谷間」と呼ばれる歓楽街に借金のカタに置き去りにされたり。
それでもいじけたりせすに、どこでも一生懸命に働く様子には好感が持てます。
そもそも気が利く上に優秀なんですよね。
若宮は決して意地悪なのではなく、雪哉の力量を測る意図でいろいろやらせているのだろうなということが分かります。

もう一人の重要人物は若宮の異母兄である長束
兄弟はことあるごとに対立し、朝廷は若宮派・長束派に分かれて熾烈な権力闘争が繰り広げられます。

が、実は二人の仲の悪さはフェイク。
長束は誰よりも弟の身を気遣い、若宮に仇なす者をあぶり出す目的でわざと敵対的な態度を取っていたというのが真相でした。
それが明らかにされてからの長束の言動は、弟への忠誠心と思いやりにあふれていて、聞きながらニコニコしてしまいました。

物語のラストで、雪哉は正式な近習になることを断って郷里へ帰る選択をします。
この時点では、まだ若宮に忠誠を誓うほどの覚悟は持てなかったようです。
でも絶対また戻ってくることになるよね~と予想させる終わり方でした。

ジャンルは「和風ファンタジー」ですがサスペンス要素あり、どんでん返しありの結構盛りだくさんな作品です。

Audibleでも続きが更新されているようなので、また少しずつ聞いていくつもりです。先は長い😅

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